個人的に筑波大学准教授でメディアアーティストの落合陽一さんが好きでフォローしています。
Weekly Ochiaiというコンテンツの「ファッションをアップデートせよ」をみて思ったことを書きます。
ファッションとは、特に生きていく上で意識する必要がないもの、という前提がある。
ただの贅沢なのか。ただの趣味なのか。
そして業界全体としては、あまり盛り上がっていないという。
ファッションは素通りすることができるカテゴリー。
意識をしないでも、ハダカで外にでるひとはいないし、普通にパンツ穿くしシャツも着る。
服を着るたびに、いちいち「ファッション」 だとは思わない人が大多数ではないか。
僕もそのひとり。
ほぼ毎日車通勤。家から職場までは誰の目にも触れないし、職場ではすぐに着替える。
ハダカじゃなければいいや、くらいの感覚で服をまとう。
夜に予定があったり、週末に出かけたりするシチュエーションで、初めて「ファッション」としての装飾品を意識する。でも普段そんなの考えないから「いびつな」ファッションになっている可能性があったりする。
でも、そこでなにかが変わる。
ファッションを意識することで、気分があがり、テンションが高くなり、姿勢が良くなり、なぜか見る景色も違ってくる。
普段は通り過ぎるファッション。
でもそこにあえて立ち止まることによって、実は様々な効果があることに気づかされるのだ。
・気分が上がる
・自分に加点される
・新たな自分が発見される
・影響力がアップする
・自分を大切にできる
・自分自身に目を向けることができる
モデルでファッションデザイナーの鈴木えみさんは、自身がブランディングするファッション自体を「鎧」と表現していた。
その言葉を聞いて2日くらいたって熟成されて、その真意に近づけた気がする。
いきなりドラクエで例えてみる。
レベル1のころはただの布の服を着て冒険が始まる。スライムの攻撃くらいは耐えられるが、敵が強くなるにつれて防具もバージョンアップしないといけない。
敵を倒し経験値やゴールドも貯まることでレベルもアップし、強い防具も購入できる。
自身のブランディングと自己成長がお互い引っ張りあって、より良い自分にアップデートされる感覚。
結局は「自分らしさ=自分軸」を育む上で、ファッションというのはひとつの重要なキーワードなんじゃないかと思う。
ファッション業界が盛り上がらないいまこそ、自己投資としてのファッションを再考すべきじゃないだろうか。
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